10月上旬までのろう者のみでの稽古はいかがでしょうか?
ろう者、総勢23名。
その中には舞台経験者もいますし、初めて舞台に参加されるという方もいらっしゃいます。
そんなメンバーで稽古を進めてきて、なかなか順調に進んできていると思います。
これはなぜかと考えると、ろう者、当事者から見ていい方法、
ろう者ならではのやり方で、手話できちんと伝えていくことで、理解が早く、お互いにサポートし合いながら、稽古も順調に進んでいます。
とても良い稽古だなと思っています。
これからはじまる聴者との合同稽古について、期待やどのような挑戦になると思っているか、教えてください。
聴者とろう者がどうやって稽古を進めていったら良いかっていうことを以前から考えているんですね。
一般社会でいうと、聴者が多数派でろう者が少数者なんですけれども、
対等に集まれる場所になるといいと思います。
ろう者も自分の想いをきちんと伝えられるかどうかっていうところに期待をしています。
挑戦としては、ろう者と聴者が一緒になっても、
どちらも磨きあげていけるように支えたいと思っています。
本番の舞台鑑賞を楽しみにしている方へのメッセージをお願いします。
今回の舞台で、私が一番伝えたいことは、ろう者のオンガク。
今までオンガクとは何かを研究してきて、ろう者メンバーの中でも議論をして、新しい表現が色々生まれてきました。
それらが舞台で表現されます。それらが実現できるように想いを強く持っています。
そしてその舞台を見ていただいた後に、皆さんがろう者の新しい表現の可能性、もっともっとできることは何なのか。
今後も伝え続けられるといいと考えています。
ぜひ多くの皆様に見ていただいて、思ったことやいい表現とは何かなど議論できたら嬉しいと思っています。